空ちゃん先生の食育講座

栄養教諭を3年経験した空ちゃん先生が、親のための、子ども食育学を発信します!

美味しいいちごを食べよう!野菜?果物?天然のサプリだった?!

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こんにちは、空ちゃん先生です!

 

突然ですが、毎月22日は「ショートケーキの日」と言われています。

なぜか知っていますか?

 

答えは、22日の「上」には、必ずいちご(15日)」が乗っているからだそうです!

なんとも理由がかわいいですよね(笑)

 

カレンダーを見て確認してみてくださいね!

 

 

さて今の時期、スーパーに行くと赤く輝くいちごが並んでいますね。

いちごの旬といいうと、春のイメージが強いと思いますが、品種によって違いがあり、まとめると大体10月半ばから5月頭くらいまで出回っているそうです。

 

いちごはハウス栽培が主なので、実は旬らしい旬はないのです。

1年間で一番出回るのが、クリスマスケーキに使用される12月あたりなので、その前後に栽培されているようです。

 

さあ、今日はそんな「いちご」について、お話しします!

 

目次

 

いちごは「野菜」?「果物」?

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いちごの話をしようとすると、高確率で出てくる話題は、いちごが野菜なのか、果物なのか。

私が小学生の頃もこんな話題が出ると、果物派と野菜派に割れてました。

 

結論から言いましょう。

どっちでもある。

 

野菜派の言い分はこうです。

・木になるのは果物、草にできるのが野菜

・タネも食べられるのが野菜、タネが食べられないのが果物

・形がわからなくなるまで加工することが少ない

 

一方の果物派の言い分はこうです。

・果物として扱う

・おかずには野菜を使うが、いちごはデザート

 

しかし、生産を司る農林水産省の見解は、「果物的野菜

生産過程は野菜と酷似しているが、果物として統計をとるということでした。

 

つまり、生産の場面では野菜的な面を持っているが、実際は果物として扱っているということですね。

似たものだと、スイカやメロンがあります。

これらも果物的野菜の部類に入ります。

 

ちなみに、逆パターンもあります。

それはアボカド。

木になるしタネが食べられないけど、調理では野菜的な使い方をする食べ物です。

 

こういうようにはっきりと野菜なのか、果物なのか、言い表せないのも作物の面白さの一つなんじゃないでしょうか!

 

(私の見解ですが、タネが食べられるのが野菜と書いていますが、ただ単に青く未熟な実を食べるからタネが柔らかいのではないかと思っています。きゅうりしかり、ピーマンしかり。野菜に緑が多いのがその証拠で、野菜も果物のように熟せば赤や黄色など鮮やかな色になり、タネもしっかりとするため、食べられなくなります。)

 

 

いちごは天然のサプリメント?高い栄養価!

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いちごは実は栄養の宝庫。

たくさんの栄養をたっぷり含んでいます。

いくつかご紹介します。

 

ビタミンC

いちごにはビタミンCがたっぷり含まれています。

その量はなんと、ビタミンCを多く含むことで知られるレモンの60%ほど。

みかんと比べると倍近く多く含んでいます。

あまーいイメージのいちごにはたくさんのビタミンCがあるのです。

 

ポリフェノール

いちごには数種類のポリフェノールが含まれていて、その中でもあの赤い色を発色しているのがアントシアニンです。

アントシアニンは視力回復に役立つ栄養素です。

また、血小板が血液中で固まるのを防いでくれ、血液をサラサラにしてくれるため、動脈硬化を予防してくれます。

ビタミンCと同じく抗酸化作用があるため、肌を綺麗にしたり、体の老化を改善してくれる効果があります。

 

葉酸

特に女性がとるべき葉酸もたくさん含まれています。

葉酸はビタミンB群の一種で、細胞の育成を助けたり、血液の生成を助けます。

特に妊娠中のお母さんや、成長が著しい子どもが摂ったほうがいい栄養素ですね。

 

カリウム

摂りすぎたナトリウムを調整してくれるのがカリウムです。

ナトリウムは主に塩分のことを指しますが、塩分を摂りすぎると高血圧やガンになるなど、生活習慣病にかかりやすくなります。

特に日本食は醤油や味噌を使うなど塩分が多くなりがちなので、カリウムを積極的に摂って、体の中で調整してあげることが大事です。

 

キシリトール

いちごには実はキシリトールも含まれています。

キシリトールは歯の健康を保ち、爽やかな甘味を演出してくれます。

食後に歯磨きをすることは大事ですが、いちごのようなキシリトールを含む食べ物を食べることも虫歯予防には効果があります。

 

 

今紹介した栄養素は比較的数値が高く、さらにいちごは生で何個か食べるので、栄養の必要な量が簡単に摂れ、おすすめです。

まさに天然のサプリメントみたいですよね!

 

 

いちごジャムは栄養とれるの?

ここでギモンに思うのが、「生で食べるのとジャムとでは栄養価が変わるの?」ということだと思います。

お答えしましょう。変わります

 

というのも、加熱すると栄養価は下がりやすく、特にビタミン系は加熱する時間が長いほど栄養価が下がっていきます。

そのため、コトコト煮るジャムだとビタミンがほとんどないに等しいのです。

しかもジャムだとカロリーも高いし、パンに塗るのは気が引ける・・・

 

そんな人はヨーグルトに入れるのがオススメ!!

・プレーンヨーグルト

・いちごジャム

・レモン汁

・はちみつ

これらを入れれば美味しいヨーグルトの完成!朝食にもオススメ。

 

レモン汁で爽やかさを演出しつつビタミンCを補給し、ヨーグルトはカルシウムと乳酸菌、はちみつはアミノ酸とミネラルがたっぷり。いちごジャムは甘いのでエネルギーがとれます。

 

いちごはジャムにすることで壊れる栄養もありますが、繊維が崩れて吸収しやすくなる栄養もあります。

ジャムでも生の果物でも積極的に摂ることをお勧めします。

 

 

いかがでしたでしょうか?

もし「わかりにくかった」「もっと詳しく」などありましたら、お気軽にコメントください!

全力でお答えします!

 

ではでは〜〜〜